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初心者向け完全版 50代から始める仮想通貨とNFT

仮想通貨ってどんなイメージですか?「怖い」「難しそう」「自分にはあまり関係がない」「面倒くさい」それとも「今から始めても遅いんじゃないか」と思っていますか?

中田敦彦さんのYoutube大学でこんな動画が上がっていました。

よくわからないけど始めてみようかな。そんなアラフィフの初心者向けに、仮想通貨の買い方から、NFTの売買の仕方まで、を具体的にどうすればよいのか、分かりやすく説明していきたいと思います。

仮想通貨とNFTの始め方

おひとり様で、友人も自分と同年代しかいない。そんな環境では自力で勉強するしかありませんよね。こちらの記事では仮想通貨の購入からNFTの売買までを簡単に説明していきたいと思います。

仮想通貨を購入しNFTの売買をするためには次の3点セットが必要です。

仮想通貨を購入しNFTを売買するための3点セット

1. 仮想通貨取引所(仮想通貨を売買したり保管もできる証券会社のような場所)

2. MetaMask(ウォレットと呼ばれる自分のお財布のようなもの&OpenSeaのアカウントとしても使う)

3. OpenSea(NFTの売買を行う場所)

➀アカウントを開き ②連携 ③送金 すれば完成です。

アカウントを接続するだけならイーサリアムは不要

実際に取引を行う場合にはイーサリアムという仮想通貨を送金します。アカウントを連携させるだけであれば仮想通貨の送金は不要です。

仮想通貨取引所

仮想通貨取引所とは

仮想通貨取引所は、金融庁・財務局に暗号資産交換業者として登録されている暗号資産(仮想通貨)の取引所です。

仮想通貨取引所に口座を開設する

口座の開設はとても簡単です。bitFryerを例にご紹介します。

まず、スマホでbitFryerのアプリをダウンロードします。

1. メールアドレスやパスワードを設定し、2段階認証の設定を行います。
2. 本人確認の手続きを開始しましょう。アプリなら3分で完了します。本人情報を登録します。
本人情報を登録します
3. 本人確認資料と自分の写真をアップロードします。
運転免許証等の本人確認書類を用意します
本人確認書類を選択します

本人確認資料と自分の顔を撮影します。

4. 自分の銀行口座を登録します。

たとえば、bitFryerでは、住信SBIネット銀行からクイック入金をすると振込手数料が無料になります。

振込手数料が安い銀行を登録しておくとお得です。

口座へ入金する

次に、仮想通貨を購入するために自分の銀行口座から取引所の口座へ入金します。いくら入金するか迷う方もいらっしゃるかもしれません。最初は5千円から1万円程度を入金し、様子をみてはいかがでしょうか。

イーサリアムを購入する

OpenSeaでNFTの売買するために、イーサリアムを購入します。

売買価格

仮想通貨は、売り手と買い手の価格が異なります。FXと同じように、売り手と買い手の価格の差をスプレッドと呼びます。相場が急変したり、流動性が低下するとスプレッドが大きく開くことがあります。

売買手数料

たとえば、bitFryerでは、売買手数料は無料です。(売買価格の差であるスプレッドに手数料が乗っかっていますので、追加で売買手数料は不要です。)

イーサリアムの種類

イーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)、など種類がいくつかありますが、今回必要なのはイーサリアム(ETH)です。

最小発注数量

最小発注数量は0.01ETHです。たとえば、1ETHの現在の購入価格が100,000円とすると、1万円分のETHを購入したい場合は0.1ETHを購入することになります。

MetaMask

MetaMaskとは

MetaMaskとは、ウォレットと呼ばれる自分のお財布のようなものです。ウォレットは様々な種類がありますが、今回はOpenSeaでイーサリアムを使いたいので、イーサリアム系のウォレットであるMetaMaskを選択します。ちなみにMetaMaskでビットコインは利用できません。

OpenSeaにMetaMaskのアカウントを接続することで、MetaMaskをOpenSeaのアカウントとして使います。つまり、MetaMaskのようなウォレットがないとOpenSeaにログインできません。

Metamaskの利用料は無料です。

ブラウザ版とアプリ版がありますが、今回はブラウザ版について説明します。

Metamaskの注意点

ハッキングには注意しましょう。外出先のフリーWiFi等でMetamaskを利用するのはやめましょう。下記に説明するシークレットリカバリーフレーズは

MetaMaskのブラウザ版の始め方

MetaMaskのブラウザ版は、ブラウザの拡張機能をダウンロードすることで利用できます。MetaMaskに対応しているブラウザは、Google Chrome と Firefoxです。どちらかのブラウザを立ち上げます。

拡張機能を追加する

Google Chrome なら choromeウェブストア を検索

Firefox なら Ctrl+Shift+A を同時に押します。

MetaMaskを検索し、MetaMaskを拡張機能に追加します。

ウォレットを作成する

ウォレットの作成を開始し、同意文書に同意します。

パスワードを設定します。たったこれだけです。メールアドレスも電話番号も氏名も本人確認書類も不要です。

シークレットリカバリーフレーズを保存する

次に、シークレットリカバリーフレーズという12個の英単語が表示されます。

これが非常に重要です! どれくらい大切かというと、銀行でたとえるなら銀行口座と暗証番号を合わせたくらい重要です。失くしても誰も助けてくれません。誰も保証してくれません。自分ですべてを管理する自己責任の世界です。ブロックチェーンの世界は自由な大海。海にお財布を落とすのと同じだと思ってください!ぜーったいに!紛失しないように保存してください!!!

 おすすめは  プリンターで印刷 か 手書き です。

PCやスマホ、クラウドサーバーに保存するのはハッキングの危険があります。大切に保存してください。

確認画面がでますので、保存したシークレットリカバリーフレーズを見ながら入力します。

こちらの画面が出てきます。

「すべて完了」をクリックすると、自動でいま作成した自分のMetaMaskのアカウントが出てきます。

閉じるときは、左のきつねマークをクリックしてロックしてください。

今後はブラウザを立ち上げると右上にきつねが出てきます。次回以降はこれをクリックするとMetaMaskが起動します。

bitFlyerからMetaMaskへイーサリアムを送金する

さあどんどん行きましょう!

仮想通貨取引所で購入したイーサリアムをMetaMaskへ送金します。

bitFlyerとMetaMaskの両方にログインする

bitFlyerにログインします。

MetaMaskはブラウザを立ち上げて右上のきつねをクリックしてパスワードを入力します。

bitFlyerで送金する

bitFlyerの入出金メニューから、送付を選択、イーサリアムを選択します。

アドレスを登録するをクリックします。メールで二段階認証をします。イーサリアムのアドレス登録画面が出ます。

MetaMaskの自分のアドレスをコピーします。アドレスの右横の四角をクリックするとコピーできます。

bitFlyerのアドレス登録画面に戻り、先ほどコピーしたMetaMaskのアドレスをペーストします。

本人・プライベートウォレット等を選択し追加します。

今登録したイーサリアムのアドレスをクリックします。

送付数量を入力し、送付します。

送金手数料

bitFlyerからMetaMaskへの送金手数料は0.005ETHです。

MetaMaskへ送金されたか確認する

MetaMaskを再度立ち上げて、送金されているか確認しましょう。まだ送金されていない場合は慌てずに少し時間をおいてみましょう。

OpenSea

OpenSeaとは

OpenSeaは海外のNFTのマーケットプレイスです。中田敦彦さんの動画でも説明されていたとおり、NFTアートだけではなく、DAOに参加できるNFTも売買されています。ちなみにChimney town DAOはキンコンの西野さんが立ち上げたDAOですが、OpenSeaではなく公式サイトから購入するように案内しています。

OpenSeaの注意点

偽サイトにアクセスしないように注意してください。本物のOpenSeaのアドレスは、https://opensea.io/ (オープンシードットアイオー)。ブックマークに追加しておきましょう。ウォレット(お財布)を直接接続しますので、盗まれないように気を付けてください。

DAOの注意点

DAOに参加する場合は注意点があります。Discord内のリンクを踏まないことMetaMaskのシークレットリカバリーフレーズやログインパスワードを人に教えないことです。

OpenSeaの始め方

OpenSeaとMetaMaskを接続する

MetaMaskを入れたブラウザでOpenSeaのウェブサイトにアクセスします。

右上のプロフィールのアイコンをクリックし、設定(Settings)をクリックします。

もし英語表記になっている場合は設定(Settings)の下に言語を選ぶメニューが出てきますので、日本語を選択します。

接続するウォレットのリストが出てきますので、MetaMaskを選択します。

するとMetaMaskが開きます。接続、署名をクリックします。ユーザー名、メールアドレスを登録します。ユーザー名は本名でなくて大丈夫です。

届いたメールの承認ボタンをクリックします。これで接続できました。

プロフィールを編集する

プロフィールを編集したい場合は、右上のプロフィールアイコンをクリックし、設定(Settings)から編集が可能です。

ガス代が必要

OpenSeaでNFTを購入する際には、ガス代と呼ばれる手数料が必要です。出品の場合は、初回の出品時にガス代が必要になります。出品方法には、固定価格出品とオークション形式出品の2種類あります。それぞれの販売方法ごとに初回のガス代が必要になります。

ガス代はブロックチェーンのトランザクション(取引)にかかる手数料です。MetaMask上でイーサリアムで支払います。ガス代はトランザクションが多いと高くなります。海外でのトランザクションが少ない日本時間の月曜朝などがねらい目です。

ガス代を確認するサイトがありますので、取引する際にはこちらのサイトでガス代を確認しましょう。

OpenSeaでNFTを購入する方法

OpenSeaにログインする

MetaMaskを拡張機能に追加したブラウザでOpenSeaのウェブサイトにアクセスします。ログインしようとするとウォレットをつなげる画面が出てきますのでMetaMaskを選択します。

MetaMaskが立ち上がるのでログインパスワードを入力しロックを解除します。

もしここで署名を要求された場合は下にスクロールして署名ボタンをクリックします。

OpenSeaで購入したいNFTを探す

OpenSeaのトップ画面から検索します。ジャンル等から絞ったり、キーワード検索をして、NFTを探します。

購入手続きをする

購入したいNFTが決まったら「カートに追加」ボタンをクリックします。

右上のカートボタンをクリックしカートを開いて、「購入を完了」をクリックします。

MetaMaskが開くと、ガス代(トランザクションの手数料)と購入価格が表示されます。下にスクロールし、確認をクリックして完了です。

OpenSeaでNFTを出品する方法

NFTの出品手順

アートや写真など、自分で創作した作品を出品してみたいという初心者に向けて、出品方法もお伝えしたいと思います。手順は次の通りです。

  1. OpenSeaにログインするところまでは上の購入編と同じ
  2. コレクションを作成する
  3. 作品をNFTとして登録する(「Mint(ミント)する」と言います)
  4. NFTを販売する(「List(リスト)する」と言います)
コレクションとは

コレクションはブランドや店舗のようなものだと考えてください。自分のアカウントの中にいくつもお店を持てるイメージです。NFTアートのコレクション、写真のコレクション、キャラクター別のコレクションなど、分類して管理することができます。OpenSeaユーザーにはコレクターとして、NFTをコレクションしてもらおうという設計になっています。

なお、コレクションごとに初回のガス代が必要になります。

1.OpenSeaにログインする

上の購入編と同じようにOpenSeaにログインします。

2.コレクションを作成する

マイコレクションを作る

プロフィールアイコンから「マイコレクション」をクリックし、「Create a collections」をクリックします。

「Use the OpenSea contract」を選択して「Confirm」をクリックします。

Detailsの設定をする

コレクションの設定は4つのタブに分かれています。最初にDetailsのタブから入力していきましょう。

Name: コレクションの名前を入力します。後で修正できます。全世界に向けての販売ですので漢字よりアルファベットが良いかもしれません。他の人が既に使用していたら使えません。

Discription: コレクションの説明を入力します。全世界に向けての販売ですので英文が良いかもしれません。後で入力してもかまいません。

URL: コレクションを表示するサイトのURLを自分で決めます。後で修正できます。名前を流用するとよいと思います。他の人が既に使用していたら使えません。

Category: リストからカテゴリーを選択します。コレクターの検索の参考になる説明タグを5つ選択します。

Blockchain: Ethereum(イーサリアム)を選択します。

Payment tokens: ETH(イーサリアム)とWETHが自動で選択されています。イーサリアムで販売しますので、そのままで大丈夫です。

Display theme: こちらも真ん中のcontainedが選択されています。とりあえずこのままで大丈夫です。

Explicit & sensitive content: 露骨でセンシティブな内容の場合はオンにします。そうでない場合はオフのままで大丈夫です。

Show OpenRarity ranking: こちらもオフのままで大丈夫です。オンにするとNFTコレクションのレア度のランキングが表示されます。現在はランキングが表示できるコレクションも限定されているようです。ちなみに、レア度のランキングというのは、OpenSeaの中でも人気コレクションの中から購入したいユーザーが参考にする指標です。コレクションの中でもレアなNFTの方が将来的に価値が上がる可能性がありますので、色やアイテムがレアな作品を選びたいときに参考にします。

Graphicsの設定をする

タブでGraphicsをクリックします。コレクションのトップ画面の画像をアップロードします。設定できる画像の種類と大きさの目安は次の通りです。

  • ロゴ:350×350
  • 注目の画像:(OpenSeaのホームページ、カテゴリーページ等で表示される) 600×400
  • バナー画像:(コレクションのトップページに表示される) 1400×400

Earningsの設定をする

Earningsのタブをクリックし、Creator Earningsの下の方にある「+Add address」 をクリックすると、ボックスが2つ表示されます。

左のボックス】 作品が売れた場合の代金の送付先の設定です。ウォレット(MetaMask)のアドレスをコピペします。ブラウザの右上のきつねをクリックするとMetaMaskが立ち上がります。アカウントの右横の□をクリックしてコピーして、OpenSeaのボックスにペーストします。手入力は間違えますので必ずコピペしましょう。

【右のボックス】 Royalities(ロイヤリティ)のパーセントを設定します。ロイヤリティというのは、自分のNFT作品がre-sells(二次流通)、つまりOpenSea内で再販された場合、その販売価格の何パーセントかをもらうことができます(ロイヤリティ)。最高10%までです。後で変更も可能です。

Linksの設定をする

Linksのタブをクリックします。こちらでは作品関連の自分のウェブサイト等があれば登録します。何も登録しなくても大丈夫です。

保存する

設定が完了したら右上にある「Save」をクリックして保存します。

3.作品をNFTとして登録する(「Mint(ミント)する」と言います)

新規アイテムを作成する

右上のプロフィールのアイコンをクリックし「作成」をクリックします。「新規アイテムを作成」の一番上のボックスをクリックし、自分の作品をアップロードします。

  • 名前:作品の名前です。海外の人にも読めるようアルファベットで入力します
  • 外部リンク:もし自分の作品に関するウェブサイトがあればURLを入力します
  • 説明:作品の説明文です。簡単に英文で入力しましょう
  • コレクション:自分が作成したコレクションを選択します。
  • プロパティ・レベル・統計:作品の特徴を入力する項目です。たとえばキャラクターを描いた場合、そのキャラクターの特徴を決めることができます。ポケモンカードのようなイメージです。入力しなくても大丈夫です。
  • ロック解除可能なコンテンツ:NFTの購入者だけの特典を付けるかどうかを選択できます。ダウンロードコンテンツや、ライブ配信チケット、DAOへの参加券等、自由に設定できます。
  • 露骨でセンシティブなコンテンツ:該当しなければオフのままで大丈夫です。
  • 供給:通常は1のままで大丈夫です。今回出品する1つの作品から、複数のNFTを生成する場合、その数を入力します。たとえば今回生成するNFTをSNSでプレゼント企画するような場合に複数のNFTを生成(Mint)することがあります。
  • ブロックチェーン:Ethereum にします。

「作成」ボタンをクリックします。

ロボットではないにチェックを入れます。

作品がNFTとして登録(Mint)されました。

4.NFTを販売する(「List(リスト)する」と言います)

販売の手続きを開始する

コレクションの中から、いま登録した作品を選択し、販売をクリックします。

販売に関する情報を入力する
  • 販売の種類:固定価格とオークションがあります。固定価格の方が簡単ですので最初は固定価格で始めてみましょう。
  • 販売価格:販売価格は自由に設定できます。後で価格を下げることができます(上げることはできません)。
  • 期間:1カ月~6カ月の間で設定できます。もし期間中に売れなかった場合でも、期間終了後に最後販売を開始することができます。
「リスティングの掲載を完了」をクリックする

MetaMaskでガス代を確認する

MetaMaskが自動的に立ち上がります。初回の販売にはガス代が必要になります。ガス代の見積もり額を確認して問題なければ「確認」をクリックします。イーサリアムの価格だけではなく、米ドルでも表示されますのでわかりやすいですね。キャンセルしたい場合は「キャンセル」をクリックすればガス代は支払われません。ちなみに私が出品したときのガス代は22ドルでした。

MetaMaskで署名をする

MetaMaskで署名の要求が立ち上がったら、右のバーを下へスクロールすると「署名」ボタンが現れますので、それをクリックします。

これで販売手続き完了しました!おつかれさまでした。

まとめ

こちらの記事では、50代からでも始められるように、初心者向けにわかりやすく仮想通貨とnftの始め方について解説しました。

さて、シンギュラリティをむかえる時、あなたは何歳ですか?

AIが発達して人間の知能を超えるというシンギュラリティは2045年だと言われています。

そのころには私たちの生活は劇的に変化しているはず。

自分の10年後、20年後をちょっと想像してみてください。20代や30代なら10年後に新しい技術が現れても余裕でキャッチアップできます。

子供や孫がいれば教えてもらえますが、独身女性がひとりでキャッチアップしていくのは大変です。

10年後のことを考えたら今はまだ若いです。

こちらの記事を参考に、新しいテクノロジーに少しずつ慣れていってみませんか。

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