初詣に行く神社は決まっていますか?
その神社は氏神神社でしょうか?
それとも崇敬神社?
今回は、氏神神社や崇敬神社を意識したことがない人に、参考にしていただきたい記事となっています。
氏神神社のさがし方や神社の3種類の系統について解説していきますね。
氏神神社とは
氏神神社というのは、自分が住んでいる地域を守ってくださっている氏神様をお祀りしている神社のことです。
その神社のある地域に住んでいる人を氏子と呼びます。
歴史的には、同じ姓の親族がかたまって住んで、その地域の氏神神社をお祀りしていました。
こちらの記事では、そうした歴史的な経緯とは違う方法で氏神神社を選ぶ方法をご紹介します。
お金もかからずに、自分ひとりでできる簡単な方法です。
氏神神社の選び方は人によっては別の考え方があるかもしれません。もしこちらの方法が自分に合っていると感じたら参考にしてください。
氏神神社の選び方
氏神神社をどうやって決めるのかというと、
自宅から近い神社のうちで、自分が「好き」だと思った神社を氏神神社にします。
近く&好き
これだけ。簡単ですよね?
人に相談する必要はありません。自分の直観で決めます。それが御縁だと思います。
氏子といっても、どこかに会員登録するわけではありません。
自分で「今日からこの神社を氏神神社にさせていただこう」と心の中で決めるだけです。
他人に言う必要もないですし、神様と自分の間に他人が仲介で入る必要もありません。
氏神神社のさがし方
今回は、氏神神社のさがし方を3つご紹介したいと思います。
1. 散歩をしながら探す
普通の方法ですが、散歩をしながら探すのが自然な方法かもしれません。
通勤経路や買い物に行く途中で、ふと気になった神社はないですか?
そんな神社を見つけたら、参拝させていただいて、境内の雰囲気を感じてみましょう。
明るくて清潔な雰囲気の神社が良いですね。
自分の直感を信じてさがしてみてください。
2. 神社庁のホームページから探す
神社庁のホームページで神社を検索することができます。
こちらが都道府県別の神社庁一覧のページです。お住いの都道府県の神社庁のホームページにアクセスして、そこから神社検索をしてみてください。
地図検索や、キーワード検索で神社を探せます。
自宅の近くにある神社がわかったら、順番に参拝してみましょう。
その中から気に入った神社を氏神神社に決めてくださいね。
3. Googleマップから探す
Googleマップで「住所」と「神社」で検索すると、自宅近くの神社を検索することができます。
2.と同様に、自宅近くの神社を順番に参拝してみましょう。
一の宮もチェックしてみる
一の宮というのは、その地域の中で最も格が高い神社のことです。
歴史が古かったり、規模が大きかったり、初詣で有名な神社であったりします。
しかし、一の宮は根拠となる文献が複数あり、またその内容が文献によって異なるため、どこが一の宮なのかということはさまざまな研究がなされています。
どこが本当の一の宮なのかという専門的な見解は今回は気にすることはありません。
自分が住む地域に、一の宮と言われている神社が複数あれば、一の宮と呼ばれるにふさわしい立派な神社がいくつかある、ありがたい土地柄なんだと受け止めれば良いと思います。
そして、その中に自分が好きな神社があるかどうかだけ確かめてみましょう、ということです。
一の宮は、神社名のところに「武蔵国一宮」のように「●●国一宮」という説明が入っています。
こちらも参考になるかもしれません。
もし一の宮が自宅近くにあったら、氏神神社の第一候補にしてみてくださいね。
神社は3系統に分かれている
神社は3種類の系統が存在しています。
3つの扉のついた神棚を見たことがありませんか?
これは、3系統の神社のお神札を3つの扉の中に各系統に分けてお祀りしています。
このように、3系統の神社はお祀りする場所が決まってます。
- 伊勢神宮
- 氏神神社
- 崇敬神社
➀伊勢神宮
伊勢神宮は特別な神社です。
天照大御神のお神札は、内宮と、全国の神社にあります。
内宮に参拝に行けない場合は、氏神神社でお神札をいただくことができるようになっています。
②氏神神社
氏神神社は、上で解説したとおり、自宅から近くて自分が好きな神社です。
神棚の右側にお祀りするのは1社だけです。
③崇敬神社
崇敬神社は、自分の好きな神社です。
崇敬神社も、氏神神社と同じように、自分が決めるだけ。日本全国、どこの神社でもかまいませんし、いくつ選んでも良いです。
神社によっては崇敬会のような組織があったりしますが、入会しなくてもまったく問題ありません。
崇敬神社は自分でいくつ選んでも良いのですが、お神札を神棚に祀る場合は、重ねすぎに注意です。
お神札は多くても3社までにしておきましょう。もし、崇敬神社を決められなかったとしても、外宮のお神札を左側にお祀りすれば3系統を揃えたことになります。
きっと3という数字に何か意味があるんでしょうね。
まとめ
こちらの記事では、氏神神社のさがし方を3つご紹介しました。散歩をして探す、神社庁のホームページから探す、Googleマップから探すといった方法で探すことができます。
また、氏神神社や崇敬神社の違いや、神棚のお神札のお祀りの方法についても解説しました。
これまで氏神神社や崇敬神社を意識して参拝してこなかった方は、この記事を参考に来年の初詣に行っていただけたら嬉しいです。