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50代の女性のお悩みランキング

内閣府の調査によると、50代女性の約8割の方が日常生活で悩みや不安を感じているという結果となりました。

50代ともなると、これまで漠然と感じていた不安が、具体的な悩みとして感じられるようになります。

自分のこと、家族のこと。

現在のこと、将来のこと。

仕事、お金、健康、生き方まで。

人生100年時代と言われている中、残り50年をどう生きて行けばよいのか、悩みはつきません。

50代の女性たちはいったいどのような悩みを抱えているのでしょうか。

こちらの記事では「50代の女性のお悩みランキング」を調べてみました。それではさっそく見てみましょう。

「国民生活に関する世論調査」(令和4年10月/内閣府)を加工して作成

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50代女性のお悩みランキング


「国民生活に関する世論調査」(令和4年10月/内閣府)を加工して作成

「50代女性のお悩みランキング」

1位 老後の生活設計 82.6%

2位 今後の収入や資産の見通し 71.2%

3位 家族の健康 69.7%

4位 自分の健康 60.6%

5位 現在の収入や資産 50.8

内閣府の調査によるとこのような結果となりました。

こちらの調査では、60代・70代以上の女性と、単身世帯(おひとりさまの男女)の調査結果もありました。

自分が60代、70代になったときの悩みも気になりますよね?50代女性が、将来どんなことに悩みそうか、一緒に比較してみていきたいと思います。

1位:老後の生活設計

50代女性のお悩み第1位は、老後の生活設計(82.6%)でした。

老後の生活設計というと、老後の生活資金や健康不安が挙げられます。なかでも、生活資金に不安を感じている方が多いのではないでしょうか。

自分のお金を、将来に備えて貯蓄や投資にまわすのか、今の生活を充実させることに使うのか質問した回答がこちらです。


「国民生活に関する世論調査」(令和4年10月/内閣府)を加工して作成

「老後の生活資金のために将来に備えて貯蓄や投資をする」

50代の女性 55.7%

1人世帯(おひとりさま)の男女 44.6%

「老後の生活資金のために将来に備えるか、毎日の生活を充実させて楽しむか」という質問では、50代女性 55.7%、1人世帯(おひとりさま)の男女 44.6%、が、将来に備えると回答しています。

1人世帯(おひとりさま)の男女は、若い世代も統計に入っていますので、老後の備えをしなければという意識が薄い世代の意見も結果に反映されているかもしれません。

この調査に関連して、生活レベル別の回答が興味深かったのでご紹介します。

「老後の生活資金のために将来に備えて貯蓄や投資をする」

生活レベルが「上」と答えた人の 50% 

生活レベルが「中の上」と答えた人の 54.6%

生活の程度を回答者が自分で選んで、将来に備えるか今を充実させるかを質問した回答がこちらです。男女が含まれた回答です。

自分で生活の程度が「上」だと回答した人の50%、「中の上」と回答した人の54.6%が、「将来に備えて貯蓄や投資をする」と回答しています。

生活の程度が下がるほど、「将来に備える」と回答した割合が少ないことがわかります。収入が低くて、貯蓄や投資にまわせるお金がないということもいえますよね。

一方で、若いころは収入が低かったけれど、「将来に備えよう」という意識が高かったおかげで、「上」や「中の上」の生活ができるようになった、という人もきっと含まれているはず。

ですから、たとえ今の収入が低かったとしても、毎日の生活の中で、少しでもいいから「将来に備えて貯蓄や投資をしよう」と意識していくだけでも、生活が向上するきっかけになるかもしれません。

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2位:今後の収入や資産の見通し

50代女性のお悩み第2位は、今後の収入や資産の見通し(71.2%)でした。

50代の女性は、定年も近いですから再就職が厳しいのではと不安をおぼえますよね。

また、自分の身体の不調を抱えつつ、親の介護の負担もある中で、さらに働かなければならないというプレッシャーもあります。

「国民生活に関する世論調査」(令和4年10月/内閣府)を加工して作成

「今後の生活の見通し」

50代女性 悪くなっていく 36.5%

今後の生活の見通しが「悪くなっていく」と答えた方が一番多いのが50代の女性でした。

今後の収入や資産の見通しが暗いからこそ、1位の「老後の生活設計」も不安だと感じてしまうのではないでしょうか。

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3位:家族の健康について

50代女性のお悩み第3位は、家族の健康について(69.7%)でした。

親の介護について悩んでいる方が多いですね。

経済的な負担もあれば、時間的な負担、精神的な負担もあります。

未婚の女性はなおさら負担が大きいです。

いつまで続くかわからないのが介護。一人で抱え込まずに、行政も含めて頼れるものに頼ってみてくださいね。

4位:自分の健康

50代女性のお悩み第4位は、自分の健康について(60.6%)でした。

更年期をむかえて不調が起こりやすい50代。

疲れる、のぼせる、だるい、視力が落ちた、筋力が低下した、肩こり、夜中に目が覚める、トイレが近い、関節が痛い、腰痛、頭痛、薄毛、など。

さまざまな症状が現れて、自分の健康への心配は尽きません。

通院するほどでもない症状の場合は、漢方薬やサプリメントを活用している方も多いのではないでしょうか。

栄養管理や体調管理、体力づくりなど、あきらめずに対策していきましょう。

5位:現在の収入や資産

50代女性のお悩み第5位は、現在の収入や資産(50.8%)でした。

詳細を見てみましょう。

「国民生活に関する世論調査」(令和4年10月/内閣府)を加工して作成

「現在の収入に不満を感じている」

50代女性  66.5%

未婚(男女) 66.7%

約7割近い方が現在の収入に不満を感じています

年齢的に役職定年などもあり、現在勤めている会社では昇給昇格が見込めないのかもしれません。

かといって、年収が上がるような転職も難しい年代です。

老後のことを考えると、少しでも現在の収入を増やしたいという気持ちも強いのではないでしょうか。

会社からのお給料だけに頼るのではなく、若い世代が取り組んでいるような、副業にチャレンジしてみるという選択肢もあるかもしれませんね。

次の貯蓄について見てみましょう。

「国民生活に関する世論調査」(令和4年10月/内閣府)を加工して作成

「現在の貯蓄に不満を感じている」

50代女性   76.6%

1人世帯(おひとりさま)男女 68.8%

なんと、現在の貯蓄に不満を感じている50代女性は約8割でした。

1人世帯(おひとりさま)男女でも約7割が不満を感じています。

収入以上に貯蓄の方が不満を感じている方が多いのですね。

収入が増えない中、物価上昇に親の介護。生活費がかさんで貯蓄にまわせるお金がないという方もいらっしゃると思います。

やはり、なんとかして

収入を上げて↑

支出を減らし↓

あまったお金を貯蓄や投資にまわしていく⤴

という好循環のサイクルにしていく必要がありますよね。

こちらのサイトでもお役に立てるような情報をまとめていきますので、あきらめずになんとか頑張ってまいりましょう!

6位:進学、就職など、家族の生活上の問題

50代女性のお悩み第6位は、進学、就職など、家族の生活上の問題(28%)でした。

こちらは既婚者ならではのお悩みですね。

子供が大学受験をしたり、大学生の子の就職活動の時期と重なる時期です。子供の進路や就職に悩む方も多いでしょう。

また、同年代の夫がいる場合には、定年後も働ける職場を探す夫を、陰ながらサポートしているという方もいらっしゃると思います。

50代は、家族みんなのライフステージが変化する年代でもあることがわかりますね。

7位:家族・親族間の人間関係

50代女性のお悩み第7位は、家族・親族間の人間関係(25%)でした。

家族間の人間関係に疲れた、ストレスが溜まる、しんどい。そんな声が聞こえてきそうな結果です。

性格が合わない、価値観が合わない、という相手と良好な関係を保つことはなかなか難しいですよね。

原因が性格的なものであれば、ある程度の距離を置いてつきあっていくしかありません。

夫や子供、親との関係であれば、自分が働きに出ることで一緒に過ごす時間を少なくしたり、別居するという方法もあります。お互いに干渉せずに生活する工夫を模索してみましょう。

また、親戚であれば、冠婚葬祭で当たり障りなく話せるくらいの、ほどよい「距離感」があれば、普段から付き合う必要はないと割り切りも大切です。無理にお付き合いする必要はありません。

もう一つ考えられる悩みは、金銭的な問題です。

親の介護、遺産相続、お墓などをめぐり、兄弟姉妹や親族とトラブルに発展してしまうケースもあります。

介護の方針と役割分担から始まり、遺産相続の問題、そして、お墓をどうするのか、誰がお墓を管理するのかまで。

親族間で話し合って決めなければならない問題がたくさんあります。ですから、早い段階で関係者全員で良く話し合って、お互いに納得できる落としどころを探るのが大切です。

しかし、どうしても考え方が合わなかったり、家族や土地の風習が違ったりして、意見がまとまらないところからトラブルに発展してしまうことがあります。

さらには、遺産を独り占めしようとする親族が現れることも。ドラマのようですが意外に身近に起こりうることです。欲に目がくらんだ親族がいると話がまとまりません。

当事者間の話し合いで解決できない場合には、弁護士に相談するのがおすすめです。第三者を交えて交渉していくことで、早期解決を目指しましょう。

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8位:勤務先での仕事や人間関係について

50代女性のお悩み第8位は、勤務先での仕事や人間関係について(22.7%)でした。

働く者の永遠の悩みといえば、待遇と人間関係。たとえばこんなお悩みが多いのではないでしょうか。

  • 休日が少ない
  • 残業が多い
  • 仕事にやりがいを感じられない
  • 職場の人間関係が良くない

「休日が少ない」「残業が多い」といった不満は、その会社の方針や事業内容に関係しますので、残念ながら改善する見込みは少ないと言えるでしょう。慣れた職場を離れて、転職を考えるほど不満を感じているのであれば、転職活動をしてみてもよいかもしれません。

法的に問題があるような過度な長時間労働を求められているなら、一度下記の相談窓口に相談してみることをおすすめします。

労働条件相談「ほっとライン」

厚生労働省 労働条件相談「ほっとライン」 違法な時間外労働や賃金不払い残業などの相談窓口。

「仕事にやりがいを感じられない」という悩みもありますよね。ある程度の規模の会社であれば、部署移動の希望を出してみるのもよいかもしれません。

また、自分の中にすでに何かやりたいことがあるのであれば、その方向に進んでみるのも一案です。

でも、まだ何をしたいのかわからない、という状態であれば、趣味や副業を充実させてみてはどうでしょうか。プライベートの時間が充実してくると、むしろ、今の会社で安定した収入をいただけるというメリットを感じられるようになるかもしれません。

「職場の人間関係が良くない」と感じているなら、仕事上必要な最低限のおつきあいに留めて、それ以外は粛々と仕事をしていく、という考え方もあります。

自分に合わない人間関係なら、割り切って最低限の接し方で済ませてしまうというのは大人の対応とも言えます。

もし、いじめや嫌がらせ、パワハラなどをされた場合には、下記の相談窓口で相談してみてください。

こころの病になってしまった場合も早めに下記の相談窓口に相談してみましょう。

あかるい職場応援団

厚生労働省 働く人の「こころの耳相談」 職場のハラスメント、解雇、雇い止め、配置転換、賃金引き下げなどに関する相談の窓口が紹介されています。

みんなの人権110番

法務省 みんなの人権110番 差別や虐待、ハラスメントなど人権問題についての相談窓口。法務局職員又は人権擁護委員が相談を受けます。秘密厳守されます。

働く人の「こころの耳相談」

厚生労働省 あかるい職場応援団 仕事やキャリア、職場のパワハラやセクハラなどに関する相談を受けてつけています。こころ、メンタルヘルスの相談窓口。

9位:進学、就職など、自分の生活上の問題について

50代女性のお悩み第9位は、進学、就職など、自分の生活上の問題について(11.4%)でした。

50代の専業主婦であれば、子供が大学に進学して手が離れ、再就職やパートで働くことを検討する時期かもしれません。

ずっと働き続けている女性であれば、定年後も働ける職場に転職しようか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここで、転職や就職に悩む50代の女性たちはどんな仕事が理想的と考えているのか見てみましょう。

「国民生活に関する世論調査」(令和4年10月/内閣府)を加工して作成

50代女性が理想的だと思う仕事

収入が安定している仕事 74.9%

私生活とバランスがとれる仕事 65.9%

自分にとって楽しい仕事 59.9%

50代の女性は、収入が安定していて、私生活も大切にできて、自分が楽しいと思える仕事が理想的と考えているようです。

たしかにこの3つが満たされたら理想的です。

他人からどう見られるのかではなく、自分の価値観で自分に合った働き方をしたい。そんな働き方を理想とする50代女性の本音が垣間見える結果となりました。

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10位:近隣・地域との関係について

50代女性のお悩み第10位は、近隣・地域との関係について(7.6%)でした。

近隣トラブルは本当に嫌なものですよね。ありがちな近隣トラブルは次のようなものがあります。

  • 騒音(足音・楽器・テレビや音楽・話し声・子供の泣き叫ぶ声・洗濯機や掃除機)
  • ペットがうるさい、排泄物の始末、におい
  • 駐車や駐輪のルール違反
  • 挨拶
  • 悪臭・たばこ
  • 共用部分の利用方法
  • ゴミ出しのルール違反
  • 境界線
  • 盗難
  • 物が壊される

こうした近隣トラブルに合った場合はどうすればよいでしょうか。

まず、集合住宅の場合は、管理会社に相談してみましょう。賃貸であれば貸主や不動産会社に相談してみます。

直接相手に注意したり、苦情を伝えると、相手が逆上する恐れもあります。管理会社など第三者から注意してもらうようにしましょう。張り紙を貼ってくれたり、相手に注意をしてくれます。

戸建てであれば、自治体の相談窓口に相談してみましょう。ただし、自治体はアドバイスのみで仲裁には入ってくれないかもしれません。

盗難や物が壊されたというケースであれば、警察に相談してみましょう。警察は通常の民間のトラブルには対応してくれませんが、違法行為には対応してくれます。

管理会社、自治体、警察が対応できなければ、弁護士に相談するという選択肢があります。

弁護士には、損害賠償請求や差止請求などの依頼ができます。ただし、損害賠償や差止は、「受忍限度」を超える被害がなければ請求できません。

「受忍限度」というのは、一般的にこれくらいは我慢すべきだとみなされる限度のことを言います。まずは、自分が受けている被害が「受忍限度」を超えているのかどうかから相談してみましょう。

法テラス

法テラス 無料法律相談の窓口。国が設立した公的機関。

まとめ

50代女性のお悩みランキングは、

1位「老後の生活設計」

2位「今後の収入や資産の見通し」

3位「家族の健康」

4位「自分の健康」

5位「現在の収入や資産」

6位「進学、就職など、家族の生活上の問題」

7位「家族・親族間の人間関係」

8位「勤務先での仕事や人間関係」

9位「進学、就職など、自分の生活上の問題」

10位「近隣・地域との関係」

という結果となりました。

上位5位はお金の不安と、家族や自分の健康の悩みでした。

特に上位3つがお金の悩みです。

50代の女性はお金に関する悩みが多いようでした。

こちらのサイトでは、そんなみなさんのお悩みを解消できる記事をこれからも増やしていきますのでよろしければご覧くださいね。

人生100年時代。

そしていまは医療も科学技術も数年単位で急速に進化する貴重な時代でもあります。

私たちの生活も10年後には大きく変化し、今の悩みが一気に解決してしまう日が訪れるもしれませんね。

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