防災の備えについての情報って親子4人家族がモデルになっていることが多いと思いませんか?
お子さんがいる家族の情報は多いのですが、おひとりさま向けの防災情報を見かけません。
そこで、こちらの記事では、”おひとりさま”ならではの防災用バッグの準備についてまとめてみました。
防災用バッグが入院への備えにもなります。そちらも合わせて解説していきたいと思います。
防災用バッグは入院の備えになる
”おひとりさま”ならではの防災用バッグとはどんなものだと思いますか?
それは、「入院用兼防災用バッグ」です。
入院と防災の準備を一緒にしておいた方がよい理由は3つあります。
理由➀ 入院と防災では、準備する物品は共通するものがある
理由② 急に入院することになったとき、必要な物品を用意してくれる家族がいなくても安心
理由③ 旅行にも使えて便利
キャリーバッグ
「どんなバッグに入れるのか?」ということにですが、入院するほど具合が悪いときに、自分でバッグを肩に掛けたり手さげで運ぶのはしんどいもの。
やはりキャリーバッグがおすすめです。
災害時に避難所へ行くときにも持って行くことになります。
もし瓦礫で道がふさがれている場合は運べません。階段は持って運ばなければならないので、たくさん入るからといって重すぎないよう気をつけて。
鍵はかけましょう。
入院用兼防災用バッグに入れるものリスト
それでは、『入院用兼防災用バッグ』に入れるものを見ていきましょう。
災害時にはこのキャスターバッグを避難所へ持ち出します。
救援物資が届くまでの3日間を過ごすための物資を持って行けるよう準備します。
下着
紙の使い捨てブラ★防災用★
災害時に使える下着。入院時は家に置いていっても良いと思います。
介護肌着
前開きで、脱ぎ着が楽なワンタッチテープは入院時におすすめ。
紙の使い捨てショーツ
旅行にも活用できますね。
靴下
入院時は、脱ぎ着が楽なゆったりした靴下を。転倒防止のため滑り止めが付いていれば完璧。
パジャマとバスローブ★入院用★
こちらは入院用です。災害時は、避難所でパジャマに着替えることはないと思いますので家に置いていっても良いと思います。
パジャマ
自分の容態によっては病院でレンタルした方が洗濯不要で楽かもしれません。
バスローブ
病院が寒い時のために。
洗面用具★ローリングストック★
歯ブラシ・歯みがき粉・ボディソープ・リンスのいらないシャンプー
ありそうでなかなか見つからないセット。時々入れ替えてローリングストックしましょう。
衛生用品
ティッシュ
ティッシュはソフトパックがコンパクトでおすすめ。備蓄用にまとめ買いして、そのうち1~2パックを備えます。
ウェットティッシュ(アルコールタイプ)★ローリングストック★
ボトルタイプは使いきれずにカピカピになるので、小分けタイプの方がおひとりさま向き。長期間放置せずローリングストックで入れ替えてくださいね。
マスク
日本製、個包装、不織布マスク。
綿棒
日本製、個包装の綿棒。
爪切り
切らない爪切り。削りカスが本体の中に溜まるからカスがまわりに飛び散らない。
体温計★防災用★
表示が大きく見やすいです。検温時間20秒。
鏡
1倍と10倍の鏡面が付いているコンパクトミラー。老眼にもやさしいです。
ヘアブラシ
貝印の折りたたみできるヘアブラシ。
携帯用カイロ★防災用★
10個入を1個。避難所が寒い場合に備えて。暑い時期なら自宅に置いていきます。
ワセリン★ローリングストック★
ワセリンはいざというときには全身に使えて便利。髪から足の裏まで。リップ代わりにも。
圧縮タオル
圧縮タオルは直径6cm、厚さ2cmでとてもコンパクト。水に3秒つければタオルに戻せます。入院したときの自分の状態によってはレンタルにした方が洗濯不要で楽です。
スリッパ
スリッパ替わりの大人の上履き。病院や避難所の体育館でも滑りません。
尿とりパッド
トイレが利用できないとき用に。
その他
ビニール袋
(防災用に)ビニールシート、あれば新聞紙
食器
コップ
持ち運ぶことを想定したアウトドア用のコップ。取手が折りたためる。軽くて実用的。
カトラリー3点セット
箸・スプーン・フォーク。日本製で安心。
水筒
日本製の水筒。
ジップロック
小物の整理に。
その他
(防災用)紙皿、紙コップ、割りばし、キッチン用ラップ
電子機器
ノートパソコン
特に災害時に。バッグに余裕があり重さも持てるようならノートパソコンも入れておきます。
防災ラジオと電池とイヤホン
防災ラジオ
手回し充電、太陽光発電、単3形アルカリ電池2本で使用可能。スマホ充電もできる。安心のソニー製。普段は一時避難用の防災リュックにしまっておきます。入院時はキャスターバッグに入れて病院へ。
電池
電池は多めに用意します。
テレビ用イヤホン
テレビやラジオに使えるイヤホン。ケーブルの長さが3mで、手元で音量調節ができるので病院のテレビでも使いやすい。
モバイルバッテリーとケーブル
モバイルバッテリー
電子機器はしまいっぱなしではなく普段使いのバッテリーと交換しながら使う。
充電ケーブル
4in1の充電ケーブル。これ一本あれば何とかなる。
家のスペアキー
鈴付きキーホルダー
家のスペアキーを落としてもすぐ気づけるように、大きめの鈴をつけておく。
水や食料を3日分★防災用・ローリングストック★
防災用バッグに水や食料を3日分を保管。入院時は、ようかん・ビスケット・梅干・キャンディーなどは持って行き、それ以外は自宅に置いていく。
水
500mlのペットボトル6本~。
国産野菜の野菜ジュース
野菜不足解消のために3本。賞味期限は製造から1年。
アルファ米
3~6個。アルファ米を食べるにはお湯か水が必要です。手持ちの水が少ない状況であれば、避難所で水やお湯の支給があるまで他の食品から食べていきます。
温めずに食べられるカレー
水が不足していてアルファ米が食べられない場合でも、パンと一緒に温めずそのまま食べることができます。
パンの缶詰
3個~6個。
常温長期保存可能 国産大豆の絹とうふ
3個。
紀州南高梅
クエン酸が摂取できます。
井村屋えいようかん
1箱~。入院時も持っていけます。
ビスケット
余裕があれば。昼食代わりにもなります。
ビスコ保存缶
余裕があれば。昼食代わりにもなります。
常温保存可能 ちょこっとプッチンプリン
余裕があれば。昼食代わりにもなります。
常備薬とサプリメント★防災用・ローリングストック★
避難生活で必要な常備薬とサプリメントを準備します。
鎮痛・解熱剤
頭痛、発熱にバファリン。
風邪薬
のどの痛み、発熱、鼻水、せき、たん、頭痛などかぜの諸症状に。
ビオフェルミン
乳酸菌、ビフィズス菌配合の整腸剤。便秘や軟便に。
ビタミンC
水がなくても口の中で溶けるタブレットタイプのシナール。
マルチビタミン
日本製のマルチビタミン。避難生活でのビタミン不足に。
おひとりさまが入院するとき貴重品の管理はどうする?
入院用専用口座を用意しておく
入院費や薬の支払、生活用品購入のため、身近な人に出金してもらうための入院専用銀行口座(たとえば30万円入金しておく)とキャッシュカードを準備しておきます。あまり使っていない銀行口座を専用口座にしてもOK。パスワードはこの口座だけのものに設定しておき、お願いする人にパスワードを教えても大丈夫なように準備しておきます。
病院のコンビニで買い物をお願いすることがある
病院でどなたかにコンビニで何かを買ってきてもらう時には
- ジップロックに少額の現金を入れて渡す
- 交通系ICカードを渡す
ようにします。レシートはもらいましょう。
病院のセキュリティーボックスに長財布は入らない
入院時は、長財布だと病室のセキュリティーボックスに入りません。ですので、このようなクレジットカードケースに、すべての現金、キャッシュカード、クレジットカードを入れて、セキュリティーボックスにしまうことになります。
普段は、貴重品用バッグに保管しておきます。
身分証明書・年金手帳、生命保険や入院保険の証書などは持って行く
運転免許証・健康保険証・年金手帳や、生命保険・入院保険の証書などは持って行くと良いと思います。
銀行の貸金庫も検討する
病室のセキュリティーボックスに入らないものは銀行の貸金庫に預けることも検討します。貸金庫を借りるなら
- 通帳と印鑑
- パスポートやマイナンバーカード
- 株券や不動産の権利証
こうしたものは預けてしまうとよいですね。
まとめ
『入院用兼防災用バッグに備えるものリスト』はいかがでしたでしょうか。
こうしてみると旅行に使えるグッズがいろいろありましたね。
旅行の備えに+α付け足すだけで、『入院用兼防災用バッグ』に大変身。
旅行の準備も楽になりますからぜひ自分用にアレンジして備えてみてくださいね。