一人暮らしの人が数週間入院することになったら、郵便受けが郵便物でパンパンになってしまわないか心配ですよね?
「長期間留守にしています!」と泥棒にアピールしているようなものなので、防犯上も心配。
おひとりさまなら、泥棒にもスキを見せない方が安心ですよね?
そこで今回は、長期間入院するときに、郵便物をどうすればよいかについて解説したいと思います。
【結論】長期不在は転送か保管で対応できる
結論からお話すると、郵便は転送か保管で対応が可能です。
宅配便はまた違ってきますので後ほど解説しますね。
それでは、郵便の転送と保管のサービス内容について、それぞれ説明します。
長期不在で郵便が受け取れない場合にできること
1. 日本郵便:転送サービス
2. 日本郵便:保管サービス
日本郵便:転送サービス
日本郵便のe転居から転居届を提出すれば、入院中の郵便を入院先の病院へ転送することができます。
病院によっては転送を受け付けていない場合もありますので、事前に病院に確認してから転居届を提出しましょう。
そして残念なことに、病院ではなく親戚や友人の家や会社に転送したくてもそれはできません。
転送できるのは、入院先の病院だけ。
理由は、本人が受け取れる場所に転送するのが原則だからです。
ちなみに、亡くなった方宛ての郵便物を家族に転送することもできません。
退院したら、また転居届を提出して自宅に戻しましょう。
日本郵便:保管サービス
最寄りの郵便局で不在届を提出すると、不在期間(入院期間)に届いた郵便物は郵便局留めで保管してもらえます。
保管された郵便物は、期間終了後に配達されます。
保管できる期間は最長30日です。
保管依頼:最寄りの郵便局で不在届を提出する
保管期間:最長30日
宅配便は送り状を自宅以外にする
自分が頼んだものは、最初から送り状を自宅以外にしておけば問題ありませんよね?
しかし、自分が頼んだもの以外の受け取りは、郵便局のように長期間保管してくれるサービスがありません。
- ・不在で荷物を受け取れない場合は営業所で保管される期間
- ・「営業所受け取りサービス(営業所に自分が取りに行く)」の保管期間
どちらの保管期間も最長7日間です。
保管期間以内に受け取れない場合は、依頼主に返送されます。
自分が頼む場合:送り状を自宅以外にする
自分以外が頼んだ場合:7日間の保管期間後、依頼主に返送される
定期購読・定期配送は解約する
新聞や雑誌の定期購読、Amazon等の定期配送。
自動で送られてきてしまうものは、入院前にいったん解約しておきます。
必要があれば退院後に復活しましょう。
普段から郵便物を減らしておく
郵便物やDMの量を、普段から減らしておくことも大切ではないでしょうか。
たとえばこのようにしていくと郵便物を減らすことができます。
- 通販カタログや通販DM:通販会社に連絡してDMを止めてもらう
- クレジットカードの請求書:クレジットカード会社に連絡して、紙の請求書を止めて、WEB明細にしてもらう
- 新聞や定期購読の雑誌は、紙ではなく電子媒体で閲覧する
- 郵便受けに「チラシお断り」と書いて貼っておく
番外編:私書箱を利用する
入院するときに利用するには条件が合わないかもしれませんが、直接郵便を受け取らないサービスがありますのでここでご紹介します。
郵便局の私書箱・郵便局留の利用方法
私書箱
郵便局は私書箱というサービスを無料で提供しています。
近所の郵便局に空きがあれば利用請求書を提出すれば利用できます。
利用条件
- おおむね毎日郵便物が届く
- 私書箱を6カ月以上利用する
- 遅滞なく受け取ることができる
毎日のように郵便局に取りに行くのは、個人で利用するのは現実的ではないですね。
郵便局留
申込不要、料金無料で、郵便物を郵便局で受け取れるサービス。
こちらは郵便物が届くことがわかっているときに使えるサービスです。
まず発送する人に郵便物の宛先を次のようにして発送してもらいます。
郵便番号:受け取りたい郵便局の郵便番号
住所1:受け取りたい郵便局の局名+留(例)東京都千代田区神田郵便局留
住所2:(自宅の住所)
宛名:自分の氏名
ゆうパックも局留ができます。
郵便局に到着したころに郵便局に取りに行きます。郵便局の窓口で、届いている郵便物の種類を伝え、本人確認書類(免許証など)を確認して受け取ることになります。
局留は10日間が期限で、10日間を過ぎると差出人に返送されます。
郵便局から郵便が届いたという連絡が来るわけではないため、いつ郵便が届くかがわかる場合に利用できるサービスですね。
私設私書箱の利用方法
私設私書箱は、有料で受け取り住所を使えるサービスです。
自宅に届く郵便物は、私設私書箱の住所に住所変更することで、直接私設私書箱に郵便が届くようになります。
郵便が届くと連絡があり、転送サービスや開封してPDFデータを送ってくれるサービスなどがあります。
本名だけでなく、ビジネスネームでも受け取り可能のサービスもあります。
バーチャルオフィスでもプライベートで利用できるものがあります。手軽な料金で転送可能なプランがあるので便利ですよ。
入院を機に賃貸の部屋を解約する場合
入院をきっかけに賃貸の部屋を解約する人は、一時的にトランクルームに身の回りの物を預ける方法もあります。
まとめ
いざ入院することになったとき、郵便物まで頭がまわらないかもしれません。
そのためにも、郵便物を減らす工夫を日常的にしていきたいですね。