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地震や津波が起きたらどうするかはよく知っていますが、ミサイルやテロに遭遇したとき、いったいどうすればよいかを知っている人は少ないでしょう。
そこで、こちらの記事では近くで爆発が起きたらどうすればよいかについて解説していきたいと思います。
ミサイルやテロに遭遇しないために
爆発が起きたらどうするか?の前に、爆発に遭遇しないためには次のようなことに気を付けます。
標的になりそうな場所を避ける
- 人混みには行かない
- 基地などには近づかない
- インフラ施設などに近づかない
ベースラインを意識する
ベースラインとは、日常の暮らしの基準のことです。
いつもの道、いつもの音、いつもの匂い、いつもの人、を日ごろから観察することで、異常に気付くことができるんですね。
ちなみに、ベースラインを自分でつくることで防犯に役立てることもできます。
たとえば、机の上のモノの置き方、鞄を置く場所、お財布の中のお札の入れ方、飲食店でのグラスやスプーンを置く場所、などを決めておくと、他人が触ったときに気付くことができます。
警報が鳴ったらどうする?
警報が鳴ったら 5分以内 を目安に安全な場所へ移動します。
屋外にいる → 建物か地下へ避難
建物がない → 物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守る
屋内にいる → 窓から離れるか、窓のない部屋に移動
頑丈な建物か地下へ避難する
まずコンクリートの頑丈な建物や地下へ避難します。
ガラスの落下に注意
オフィス街、繁華街にいる場合は周囲のビルのガラスの落下に注意します。
高層ビルなら下層階へ
ビルの上層階は爆風を直接浴びてしまいます。エレベーターは混雑したり止まったりしますので、階段で下層階へ移動します。
自宅なら2階へ
自宅が倒壊する危険があるため、1階ではなく2階に移動します。
住宅街なら塀に寄る
住宅街なら塀に寄って、姿勢を低くするかうつ伏せになり、かばんで頭を守ります。
電車に乗っていたら
電車に乗っていたら、爆風を避けるため、窓から離れ、姿勢を低くするかうつぶせになり、かばんで頭を守ります。
車を運転中なら
車を運転中なら、そのまま地下駐車場へ避難します。または、緊急車両が通れるように道路外に駐車して、頑丈な建物や橋の下へ避難します。やむを得ず路駐する場合は、左端に停めてキーを付けたままにしておきます。車はガソリンに引火する恐れがあります。車から離れて地面に伏せて頭を守りましょう。高速道路の場合は、車から出ると危険な場合があるため、車内で姿勢を低くして指示があるまで待機します。
建物に逃げられない場合はどうする?
物陰に隠れます。壁、ベンチの下、橋の下などに隠れます。姿勢を低くするかうつ伏せになり、頭をかばんで守ります。
緊急一時避難施設が検索できるサイト
内閣官房 国民保護ポータルサイトでは、緊急一時避難施設が検索できるようになっています。
自分の位置情報を許可すれば、現在地の近くの避難施設が地図上に表示されるので便利。
土地勘のない外出先では、こうしたサイトも参考にして迅速に行動しましょう。
建物に避難したらどうする?
1.雨戸・窓・カーテン・扉を閉める
窓、雨戸、カーテン、ドアを閉めます。爆風を避け窓ガラスの飛散を防ぎます。
2.ガス・水道・換気扇を止める
ガス・水道・換気扇を止めます。
3.窓・ドア・壁から離れる
爆風、破片、放射物などを避けるために窓、ドア、壁から離れます。窓のないトイレや風呂場など狭い場所がおすすめです。バスタブの中も衝撃を防ぐことができます。
4. トライアングルゾーンに入る
建物の倒壊に備えて、トライアングルゾーンに入ります。低い家具、ベッドなどの脇の部分に身を低くするかうつぶせになります。非常用持ち出し袋を近くに置きます。
ところで、地震のときには机の下にかくれますよね?これは、耐震性のある建物内で、家具などが倒れてくる場合を想定しています。
今回は爆発を想定していますので、建物が倒壊した場合には机ごと押しつぶされてしまいます。爆発時にはこのトライアングルゾーンを参考になさってください。
【重要】衝撃波から身を守るには?【目と鼓膜を守る】
こちらの記事で一番大切なのがこれで。
衝撃波から身を守るためには、正しい姿勢を知っておくことが大切。
そこが地震の対応とは大きく違う点と言えます。とっさに行動に移せるように普段からシミュレーションしておきましょう。
うつ伏せの方法
建物、家、屋外、どこにいても身を低くして衝撃に備えます。
衝撃波から頭部を守るうつ伏せの方法は次の通りです。
あわせて、衝撃波で気圧が変化するため、目や鼓膜を守るために手で保護します。
- 爆発する方向に足を向ける。室内なら窓に足を向ける。これは頭を守るためです。
- 親指で耳を押さえます。
- 薬指と小指で目を押さえます。準備をする余裕があればタオルを目に当てて、手でそれを押さえてもよいです。
- 口を開けておきます。ただし、➀で爆発する方向に足が向けれらていない場合、爆風が直接口に入ってきてしまうため、口を開けておくと肺にダメージが出る危険性があるので注意します。
まとめ
爆発を避けるためには、事前の情報収集が大切です。
そして、もし爆発に遭遇してしまったら、すぐに耳と目をカバーして姿勢を低くしてください。
まずは身を守る行動が地震の時と違うことを知っておいてくださいね。
このあとの着弾後の行動については、次の記事にまとめましたので、よろしければご覧ください。
参考サイト
武力攻撃やテロから身を守るために(パンフレット)/国民保護ポータルサイト
参考文献